インターナショナルハラルシルクロード

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ハラル認証の取得手続きについて

  1. Q1.イスラム諸国に食品を輸出する際に「ハラル証明」が必要と聞きました。ハラル証明とは何ですか。

    A1.ハラル(HALAL)とは、「合法的なもの」や「許されたもの」を意味するアラビア語で、立法者であるアッラーが人類に示した規範「シャリーア(イスラム法)」に則った合法なものをいいます。
    ハラルは食品にも適用され、イスラム法上合法な食品をハラル食品といいます。
    ハラル証明書とは、イスラム法上合法であることを表す認定証のことです。
    イスラム教では豚を食用にすることを禁じているため、イスラム信徒は豚肉・豚脂などの豚由来成分、ゼラチン(豚由来やイスラム法に則ってと畜されていない食肉動物由来)、アルコール飲料やそれを使った保存料、調味用みりん、料理酒などを含んだものを食べません。そこで、「イスラム法の定める適正な方法で処理、加工された食品である」と証明された製品にはハラル(HALAL)認証が表示されています。
    ハラル認証は原材料、製造工程、製品品質などを審査し、イスラム法上適合製品であることが承認された製品のみに表示することができます。
    イスラム諸国へ輸出する「ハラル商品」の「ハラル性」を確保するためには、製品自体のみならず、輸送、原材料保管、運搬、製造工程、包装、製品保管、流通などすべてにわたり「ハラル性」が保たれていることが要求される国もあります。
    他方、イスラム国であっても、輸入制度上、ハラル処理が必須であるものは、多くの国では肉類・低次肉加工品、動物性油脂などに限られています。
    国によって詳細が異なりますので、輸入制度の確認が必要です。
    ムスリム向けにハラル認証取得を示すハラルマークを商品に表示して販売する場合には、当該国の認証機関・団体またはその公認を受けた国内の認証団体で認証を取得する必要があります。
    また、湾岸協力会議(GCC)加盟国においては、輸入制度にハラル性の確認が内包されているため、認証取得を示すハラルマークを付与しなくても特定の販売場所を除き、国内流通しているものは原則ハラル製品となっています。

  2. Q2.ハラル認証とは?

    A2.ムスリムの方は、通常食しているものなどはハラルマークなどは意識していませんが、日本から海外(ムスリム諸国)に輸出しようとする場合は、ハラル認証を受けたハラルマークを付けた方がより消費者にわかりやすいものとなります。
    基本的にハラル認証を取得した(食品、化粧品、医薬品、工業用品、金融、物流、その他)もの以外使用したり食べたりはしません。その為に認証を受け認証マークを付けたもの商品を必要とします。

  3. Q3.ハラル認証のマーケット(市場)?

    A3.イスラム圏18億人又は日本のホテル、飲食店、料理屋、旅館、加工食品メーカー、医薬メーカー、化粧品メーカー、イスラム金融市場世界規模では200兆円~1,000兆円の市場があると言われています。又ムスリム圏の平均年齢は非常に若く、益々増大すると考えられています。

  4. Q4.認証機関は誰が取得したか?

    A4.シルクロード貿易商会がイラン・イスラム共和国及びブラジルからも認定を得て、新たに認証機関を設立いたします。当面はシルクロード貿易商会がその業務を行います。

  5. Q5.認定機関名は?

    A5.インターナショナルハラルジャパンという一般社団法人を設立いたします。

  6. Q6.本部はどこに置きますか?

    A6.山形県山形市に総本部を置きます。

  7. Q7.支部体制はどこの地区にするか?

    A7.支部は東北5県、北海道、新潟7県、及び東京都に置きます。

  8. Q8.本部の役目はなんですか?

    A8.本部はウェブサイトを立ち上げ、広報活動を行い、講習会、説明会、カタログ製作等を行い支部の支援をします。又認証が必要な場合は、イスラム教のカリフ(指導者)を日本へ呼んで祈祷し、認証手続きを行います。

  9. Q9.支部の役目はなんですか?

    A9.支部は本部の代理業務を行い、本部との連携を図りハラル認証マークを取得したいという企業、個人の申請手続きや講習会などを企画いたします。又この組織の会員になりたい方を募集作業を行います。

  10. Q10.なぜブラジルからの承認を得たか?

    A10.ブラジルは食料において世界最大の大豆生産やとうもろこし、鶏肉、牛肉、コーヒー、など生産販売をしており、食料基地になっています。

    1. 1)例えば日本では大豆を輸入し、食料油を作っていますが、飲食店やホテル旅館など外食業がムスリム圏の方々にその油を使って調理し提供した場合は、ムスリム圏の方々は大丈夫かと不安になりなかなか食べられないと思いますがマークが付いたものは安心して食することが出来ます。
      日本へ観光へ来られた方々は食べるものがないという実情です。
    2. 2)国産の牛肉をつくるにしても、畜産農家は農協等から配合飼料を購入し、餌を与えているわけですが、ハラル認証を受けた飼料を与えなければ国産牛の場合は認証が取れません。
      この配合飼料も販売できます。
    3. 3)コーヒーや飲料品、牛肉や鶏肉を使った料理についても同様でハラル認証をついたものをブラジルから輸入し、日本国内の加工メーカーや医薬、化粧品メーカー等は販売も出来るためです。
    4. 4)牛肉なども日本の牛肉と抱き合わせで海外販売が出来ます。
      なぜなら日本産の牛肉は、霜降りの肉が多く飽きてしまい量はあまり食べられませんが、海外(ブラジル)の肉は赤身が多く、さっぱりしているので量を多く食することが出来るので、インドネシア、マレーシア、インド、中東、中国など価格と品質双方かね合わせた販売が出来ます。

    その他さまざまの要因がありますが一例です。

  11. Q11.なぜハラルなのか?

    A11.海外へ展開する上でも国内で販売する上でも、従来の商品流通は決まっており、なかなか新規参入して販売を伸ばしていくことは、時間と経費の問題も含め大変です。
    ハラル認証を取れば従来ルートと違う展開が出来ますので、新たなマーケットを開拓できます。
    例えばマカオやシンガポールなどはギャンブル都市として隆盛になっていますが、資源を持っている国(マレーシア、インドネシア、UEA、トルコ、カタール、サウジアラビア、イラン、イラク、カザフスタン、ウズベキスタン)の人々は観光に来ています。
    日本でも東京オリンピックが5年後に開催されますし、又政府でも観光日本として2000万人の海外から観光客を呼び込む方針ですが、肝心の食はハラル認証又はムスリム圏の方々にどのように提供するかを判って取り組まなければならないと思います。